ピタカの開発動機

遊戯王始め、カード中古単品(シングルカード)の取り扱いに際し、カードに個別バーコードが割り振られていない現実が、トレカ事業にとってはあらゆる問題の根源になると考えたのが開発の動機の一つでもあります。
どんな優れたPOSであっても、バーコードが無ければ何の機能も果たせません。
しかしその一方では、トレカチェーン店を標榜するFC本部では、例外無くPOSを売り物にしています。バーコードが無ければPOSは機能しないので、トレカ1枚1枚の名前や型番を入力して個別バーコードを貼付してPOSの機能を持たせようとしています。この個別入力にどれだけ手間と時間がかかるかを計算せずにトレカ市場に参入するのは余りにも危険です。
一例をあげれば、トレカには再販などにより同名・同型番カードが多く存在します。困ったことに同名・同型番カードでも、レアイリティや発売時期によって、価格が数倍違うものがあります。
このような同名カードが次々発売されてくるので、レアリティの分別も含めてトレカの知識が相当無ければトレカ事業ができない仕組みになっている現状を知る必要があります。
このように必要とされるトレカの知識が生半可では無いにも関わらず、その知識をたった2日間で詰め込み覚えるとうたった研修が行われているようですが、無謀という他ありません。
店員が元から持っているトレカの知識に頼っているとしか考えられません。知識がそれほど無い店員がマスターできるほど、分別は簡単なものでは無いからです。しかも、トレカは遊戯王だけではありません。DMやヴァンガードやバディファイト等々、新商品の発売も次々と行われていますので、全てのジャンルの知識を一人が持つことなど不可能であることは自明です。
それを無理からPOSに頼ってトレカ事業を行っているFC店舗では、開店後1年も経過すると、未仕分けのカードがカウンター内に山積みとなるなど、分別に自信がもてないカードで一杯になります。また、知識を持たない従業員は、買い取りにもって来られたお客様から逃げるように遠ざかっていく動きがみられるようになります。
これでは、肝心の買い取り客も逃すことになりますし、展示すべき人気カードも集まらず、ショーケースに展示するカード不足を招きます。結果、ショーケースの陳列ではカードが疎らにも関わらず、カウンター内などには未仕分けのカードが一杯あるという、矛盾が生まれてくるのです。
得意なカードを専門に扱う担当者を数名雇用することで、万遍なく買い取りができる体制にするには、従業員数も半端でない人数を用意しなければできないことになります。しかし、こんな贅沢な雇用が可能なのは、大阪日本橋や秋葉原に限定されているのは明白です。しかし、現在のPOSを活用したシステムで運営されるFC店舗では、専門担当者が必要であることを明示せず、いつの間にか専任担当者が店舗に居ることを前提にしての店舗運営にすり替えてしまっているケースがあります。これらの店舗の劣化が激しいのは火をみるよりあきらかです。
繰り返しになりますが、POSの機能云々の前に、カードを分別してからバーコードを貼って商品を特定するという、(バーコードが無い)トレカを扱う事業特有の課題を克服すること無く、この難問を放置したまま、商品在庫管理など、従来の小売店向けPOS機能をほぼそのまま踏襲しているにすぎないPOSシステムがトレカ店舗に蔓延していることを弊社は問題視した訳です。
そして、この解決にはピタカの開発をまたなければいけないとの思いを強くしておりました。 一方、それでもトレカ取扱い店舗が一部拡大しているのは、上記のように、あやふやな分別でも開業当初は何とかなることが一因だと考えています。FC参入店舗の場合はこれがもっとも表面化してくるので、劣化店舗の悲惨例は枚挙にいとまがありません。

ピタカの機能

ピタカはトレカ事業における入口である買取り査定の利用が最大の眼目です。
従来のPOSでは、この入口を明確に出来ない仕組みのため、カードの特定には従業員の知識に頼らざるを得なかったことがトレカFC店の致命傷となっていると考えます。この担当者の人件費、雇用の安定、更にはこの担当者でさえ、POSに名前などを1枚1枚入力しなければいけない仕組みである以上、この入力の手間と経費を計算すれば、経営可能な売上げのハードルは月商で600万円を超すハードルとなることも考えられます。
トレカチェーンを標ぼうする同業他社FC本部様のなかには、カード名をPOSに入力するとカード写真が画面に映し出されるので、それを現物カードと照合することで正確な査定が可能となる機能を売り物にしているところもあります。これも、バーコードの無い商品であるトレカを扱う事業特有の課題の克服の一歩に違いありません。しかしながら、数百枚といった買取り枚数が多いのが特徴でもあるトレカを一枚一枚POSに手入力したうえで、不明瞭なカードが出た場合には、画像を1枚1枚映し出してそれを照合して査定をすることなど、現実にはほぼ不可能という他ありません。つまり、店舗の現実は(これらの機能を使う時間などなく)手を抜いて査定し、買取り、そのまま展示し、販売しているというのが現実です。
ピタカはPOSではありません。上記しましたように何百枚ものカードの名前(又は型番)をいちいち手入力する手間を省き、尚且つ、入力した同名カードを選別するためのレアリティの知識が無くとも、自動選別を可能としたいわば入力・選別ロボットです。従いまして、ストレートに人件費の削減に貢献します。
選別されたカードを、どのPOSで管理されるかは、導入された各社、各店舗様のご自由にしていただいています。例えば、大手チェーン社では自社POSに組み入れてご利用されています。無論、ピタカとPOSを一体化したものを開発しておりますので、このPOSをご利用いただくことで、ピタカとPOSの一体感をより感じていただけるようになっております。

ピタカの価格

ピタカの価格設定は、全国130店舗の導入先に加えて、秋葉原・日本橋・池袋・神戸三宮・福岡天神他のトレカ専門店の販売動向と、最新ネット売買の相場を加味し、更には、密接な関係を維持させていただいています各メーカー様からの新作情報並びに、レギュレーション変更を素早く入手したうえでの相場を反映させています。専門店では素早い価格情報が必要とされるので、価格変更については、毎週2回行っております。 新弾の対応については、発売日当日に新弾データをUPデートさせていただいており、全国のチェーン店のなかでは最速スピードで対応させていただいております。つまり、発売日には、データはUPデートされていることになります。このスピードも自慢です。

結論

トレカ経営の無駄は、カードがシステムでは特定できないことが起因しています。トレカ事業でいう無駄とは、人件費だけでなく、カード分別の間違いも含みます。これらを一挙に解決できるのがピタカです。導入により買い取り査定に自信をもっていただけます。これまでの無駄が嘘のように解消されます。自信をもってピタカの導入をお勧めします。